~Landing Net partⅢ・・・・削り完了 音楽ネタも
今週は仕事がハードで毎日24時くらいからのネット作業、朝は毎日5時半起き。
そんなにハードならネット作りはやらなければいいのに。
しかしこれがはまってしまって、毎日少しで進まなければ気が済まなくなり。
まあ毛バリ作るのと同じ感覚なんでしょうね。
散々悩んだ挙句グリップはやはり染色することにしました。僕の狙っている色がなかなかないためカシューの黒色を使いました。
上手くいくやろーか?
カシューとは漆の事ですが、本物ではないようです、缶を開けると中はドロドロです、そのままではとても塗れないのでシンナーでサラサラに薄めて塗ります、そしてふき取る作業を3日かけて数回行います。
だんだん木に色が染まってくるのですがこの漆は凄く難しい塗料で何度もやり直しします。
見た感じは黒いのですが角度により赤茶にも見えます。思ったとおりの色が出ました。
くすんだ濃赤色になりました。グリップの材をブビンガに変更したとき、この色のイメージが湧いてきていました
この色の正式名はオックスブラッド(Oxblood)といいます。雄牛の血の色です。イロペディアによると
「家畜の血は、魔除けとして用いられた」そうです。
ここで音楽ネタ。
実はロック界のスーパーギタリスト。ジェフべックが70年代にメインで使用していたギブソンレスポールの色も同じ色に塗っていてOxbloodと呼ばれていました。
スーパーギタリストは自分の愛用ギターにニックネームがよく付きます。
エリッククラプトンのストラトキャスター 「ブラッキー」 「ブラウニー」
BB キング の335 「ルシール」
ジミーペイジのレスポール 「1号&2号」 (笑)
ニールヤングの 〃 「オールドブラック」
ブライアンメイのオリジナルギター 「レッドスペシャル」 なんかが有名です。
僕もジェフべックのこのギターに憧れて同モデルを買いましたが、使いこなせなくて1ステージで売ってしまいました。
今まで何本も売っては買い、買っては売り、した中で「売って後悔したNo1」のギターなのです。
というわけで、もうギターは買うことはないのでこのネットをOxbloodと命名することにします(爆)
今度は一番難しいと考えていた溝切りです。
いろんなやり方があるのですが、僕が選んだのは金ノコの刃を短くし、ベニアを挟みボンドで固定します。
その外側にガイドの為のベニアをさらに付けてフレームの上を滑らすように削るのですが、
あっ上手く行った! ボンドで刃を固定しているので深く掘りすぎる事はありません、簡単な作業でした。
今度は穴開けです、テープで仮止めしマジックで印をつけます、間隔は21mmになりました。
1.8mmの孔径のドリルで順番に穴を開け再度ペーパーで整えます
そして最後の作業、尺マークの取り付けです。5.5mmのキリで端材を使い、穴開けの練習をしてからグリップに穴をあけました。もちろん枠の内側からきっかり303mmです。そして埋め込んだのはマグネットです。
フライを仮に置いたりする時ネットの網に針が引っ掛からないようにしました。(意味ないような気もする)
今週末の休みは管釣りなど行くのでネット作りはできません。来週平日,夜な夜な塗装作業するつもりです
その後はネーム入れ、網の染色、その後取りつけですが山場は大方終わったような気が、 あとは何度も、うすーくクリアーを塗り重ねるだけですかね?
ネット作りだけであと3回はブログネタができそうですね。
by naru-kato | 2013-10-24 22:19 | FlyFishing Others