~Landing Net partⅠ 材料編~曲げ編
いよいよランディングネットを作製します。その前に今までのものはこれです
WISECUSTOM製のカーブネット 3年前の復帰時に買いました。インドネシア製なんで比較的安かったのですがそれでも聖徳太子2枚が必要でした。
さーどうなることやら
お盆明けの庄川でいいサイズのアマゴを釣った時、背中のグリップが右側になっていて、とっさに左手を背中にまわしてもグリップが握れない状況に陥りました。仕方なくネットは諦め岸に引きづりあげることで無事釣れましたが。
やはりカーブグリップはいかん! これが今回作製する最大の理由です。
デザインの見本はこれです!
20年以上前に購入した岩〇渓〇朗氏の本に出ているこのネット。氏も本の中でネットは限りなくマルに近いものが良いと書いています。
氏は最近とはほっぺたの形がかなり違ってますね(笑) 飲みすぎでしょうか(爆)
仕事の取引のある材木屋でフローリングの見本を貰いました。裏にそり止め用の溝が掘ってあるため、カンナで削る事にしグリップにしようと思うのですが。
ウォールナット 柴壇 いろいろあります どれで作るかなー
枠材は材木屋さんでも薄く作れないのでAkasakaWoodWorksさんで通販で買いました。
バーズアイメープル、柴壇、キルテッドメプル、なぜかサービスでチークも入ってました。
勿論網も同時に頼みました。こんなん最初から編めるわけないし。
この時点で完璧に予算オーバー、あとはありとあらゆる手段を使い予算ゼロでやらねければ。
ひとまず設計図を作りました。最近は楕円形が主流ですが僕は先ほどの本の型にこだわります。ラケットのイメージですね。
そしていつもの家具屋さんに赴き道具を借りて削り出します。
電動ジグソーで根気よく切り出します。
しかしここで重大な問題が、 フローリングの見本は暑さ14mmしかなく削ると12mmになってしまいグリップと枠材が同じ大きさになってしまいます。試しに一つ作りましたがやはりグリップが薄すぎる。
この材料は諦め、以前ここで貰ったブビンガがまだ置いてあるため急遽この材で作りなおしました。
削り面の垂直を出すためいろんな人のブログを参考に空き缶にパーパーをつけて材を水平にして削ります。
ストレートグリップにすると言っておきながらいざ作ってみるとあまりにも卓球ラケットなんで、少しだけカーブグリップにしてみました。いよいよ枠の曲げです。
枠材を一晩お風呂のお湯に浸し、いよいよ最初の山場です。
枠はベニアで型を作り真ん中をくりぬきます、こうすると紐で縛るとき便利な気がします。
枠にそって仮止めしていきます、サービスで貰ったチーク材はこの時点で「ポッキッ」と折れてしまいました。
「あらっまぁいいか」。クリップで仮止めします。
曲げは4本同時に曲げました、これも他の人のブログに1本ずつだと折れやすいと書いてありましたので、
僕だけの頭ならすべて1本ずつ曲げていたと思います。
1本の矢はすぐ折れるが3本なら折れない 黒澤明監督の映画「乱」のセリフを思い出します(笑)
ひとまず残りの枠は何とか曲がりました。グリップの付け根と枠が隙間があいてますが本接着のときクランプで締めればなんとかなるかなぁー
タコ糸では枠材に傷が付く恐れがあるためゴム紐で縛りあげました、これも他の人を参考にしました
はい ひとまず本日の作業は終了、このまま数日放置して乾燥を待ちます。
ではまた。 (いつまでたっても次がUPされない場合失敗したと思ってください)
by naru-kato | 2013-10-12 10:32 | FlyFishing Others